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数値流体力学解析に基づいた画期的な新型水耕栽培施設の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

越智 資泰  広島県立農業技術センター, 野菜栽培研究部, 副主任研究員

研究期間 (年度) 2006
概要申請者らは、農林水産省の研究高度化事業「水耕ネギの培地廃棄量ゼロと省力・多収・低コスト化技術」(平成16~18 年度)の中で、定植・収穫作業を栽培ベッドの端のみで行える栽培技術をほぼ確立している。この技術では、簡易な器具で栽培ベッドの一端で定植と収穫を行える(特許申請準備中)。現状の栽培技術 ・通路を移動しながら、定植・収穫を行う ・栽培ベッドに定植パネルを並べ、定植パネルの小さな定植穴に1 株ずつ定植し、収穫も1 株ずつ行う ・作業姿勢は前傾となる ・ウレタン培地は廃棄される 開発中の栽培技術 ・移動せず、栽培ベッドの一端で定植・収穫を行う ・定植パネルの大きな定植穴に20~30 個体ずつ定植し、栽培ベッドに定植パネルを押し込んで並べ、収穫は手元に引き寄せて行う ・作業時の前傾姿勢が改善される ・培地は鉱物を用い、再使用する 本技術シーズを活用すると、ハウス内に作業者が立ち入る必要がなくなる。さらに定植と収穫を行う場所のみ地面を掘り下げることで、栽培ベッドを高設にする必要がなくなり、棟高を大幅に低くできる抜本的な構造の改変によるハウスの開発が可能となる。これによって、○ハウス資材費の大幅な削減、○通路を不要とした全面栽培ベッドによる収量1.5 倍 ○ハウス内空間が小さいことによる冬季の暖房費用の大幅な削減を達成できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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