バイオミメティック分子認識素子を用いるリン酸イオン計測用センサー
研究代表者 |
釘宮 章光 広島市産業振興センター, 技術振興部先端科学技術研究所, 次長
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 本研究はモレキュラーインプリント法と呼ばれるテーラーメイド的に目的とする分子(本研究ではリン酸イオン)に特異的結合能を有するポリマーの合成法を用い、そのポリマーを分子認識素子に用いるバイオミメティックセンサーの構築を目的とする。河川や湖沼中のリン酸イオン濃度の上昇はカビ臭の原因となるアオコの発生の要因となっており、環境水中のリン酸イオン濃度を連続的にモニタリングすることでリン排出の抑制等の効果が期待できる。本研究では安定性にも優れた人工材料を認識素子に用いているため、河川において長期わたるリン酸イオンのモニタリングが可能になると考えられる。
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