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マイクロチップ電気泳動法による遺伝子解析システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

廣川 健  広島大学, 大学院工学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要ゲノム構造解析が終了した現在、ゲノムに関する研究は、ヒトの各種疾患との関連の解明などの応用研究に移行しており、今後幅広いニーズが考えられる。ゲノム解析には、特化したキャピラリー電気泳動分析装置「DNA シーケンサ」がほぼ独占的に使用されている。しかしながら、装置は大型で複雑・高価な上、4色蛍光法など主要特許は我が国には帰属していない。一方マイクロチップ電気泳動法(MCE法)を使用する遺伝子解析システムは現在まで実用化されておらず、電気泳動装置のダウンサイジング・迅速な自動分析・パラレル処理などの特徴から、今後重要な開発テーマになると考えられる。しかしながらマイクロチップにおいては分離能・位置再現性や濃度感度が低いという問題がある。本研究ではマイクロチップ電気泳動法による遺伝子解析システムを開発するための重要要素であるマイクロチップに着目し、上記の問題点を改善するため、申請者がキャピラリー電気泳動に応用して成果を挙げた過渡的等速電気泳動法によるオンチップ前濃縮法を利用してMCE 法を高分離能化・高感度化することを目的とし、このために最適なメソッドおよびこの方法に最適な新しい構造を持つマイクロチップを設計・試作すると共に、評価実験を行い、遺伝子解析システム構築の問題点を探る。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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