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物体表面の単画像座標計測装置の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

藤井 堅  広島大学, 大学院工学研究科, 助教授

研究期間 (年度) 2006
概要腐食鋼材表面の凹凸形状を面的に測定するために,CCD カメラとプロジェクターを用いた物体表面の座標計測法(単画像座標計測法)を開発し,特許出願している.従来のカメラ2 台を用いる方法で精度低下の原因となる標点認識の問題を解決出来るので,腐食表面のみならず,車両や顔など種々の物体の形状計測や構造物の変形状態計測などへの実用化が期待される.計測装置は液晶プロジェクター,デジタルカメラ及びパソコンなど廉価かつ持ち運び容易な機器で構成される(図1)ので,低コスト化,計測利便性の向上が図られ,腐食表面形状の優れた再現性を確保できることを,レーザー計測との比較で確認した(図2).腐食表面作成モデルにより,腐食表面の凹凸形状の経時変化を簡単かつ正確に表現できるので,腐食進行に伴う表面の凹凸形状予測から,直接的かつ高精度に構造物の強度評価・予測出来るようになる.本研究開発においては,計測装置の実用化に向けて,?画像収差の補正法と組立誤差の敏感度把握と測定精度の精緻化,?実構造物の表面形状計測による実用上の問題点抽出とその解決を目的とする.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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