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鉄触媒の新機能に基づく安全で安価な複素環の合成法

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

高木 謙  広島大学, 大学院工学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要多くの医薬品や農薬は窒素や酸素を含む環状骨格(複素環)を含んでおり,この複素環を精密に,安全,安価につくる方法の開発は重要である。申請者は鉄触媒がアミノオレフィンやヒドロキシオレフィンの分子内環化反応で類例を見ない程高い活性を示し,複素環化合物が効率的に合成できることを最近発見した。本法は出発原料の元素が全て生成物に取り込まれて廃棄物が生じない環境調和型の反応である。また安価な触媒を使用し,空気中でも実施できるため,スケールアップが容易で実用化の可能性が高い。本試験では基質の適用範囲の拡大,常温での反応,触媒の耐久性や簡便分離法などを検討し,実用化への知見を集積する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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