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無加湿条件下で高イオン伝導性を示す電解質膜を用いた燃料電池の高効率化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

堤 宏守  山口大学, 助教授

研究期間 (年度) 2006
概要固体高分子型燃料電池の作動温度(80~90°C)を水の沸点より高くし、無加湿運転することで、そのエネルギー変換効率は10%以上高くなる。その実現には、無加湿条件下で高いイオン伝導度を示す電解質膜が不可欠である。本申請者らは、従来の固体高分子電解質膜と異なる独創的な動作原理の電解質膜を提案し、既に論文などで報告している。この電解質膜にある工夫をさらに行い120°Cで10-2 S cm-1という値を得た。これは、NEDO で提案されているロードマップに示されている無加湿作動固体高分子型燃料電池用電解質に求められる伝導度と同程度である。本課題では、この高イオン伝導性電解質膜を用いた膜・電極接合体(MEA)を製作し、その基本的な電気化学的特性を評価すると共に、このMEAの高効率燃料電池試作セルへの応用展開を試みる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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