「MPEX法バイオチップ」による肺炎原因菌鑑別システムの開発
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 肺炎は日本人の死因第4位。9万5千人。また肺炎は病原菌の確定ができれば確実な治療薬があり、そのためにも迅速・精査診断が求められている。しかし現状では、臨床所見にて肺炎が疑われてから確定診断を下すまでに多段階の検査、日数(数日~1週間)が必要である。これらの理由から臨床現場では原因菌を同定する前に抗生物質投与が開始されるエンピリック(科学データではなく経験に基づく)治療が行われ、その結果として誤った抗生物質が選択されることも少なくない。本研究開発から生み出されるMPEX(Multiple Primers EXtension)法バイオチップの成果は、病原体を網羅的に捉えることが出来、しかも迅速で、さらたその検査方法は簡便であり経済的負担の軽減にも貢献できる次世代の肺炎の原因菌同定方法の標準化に繋がると考える。
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