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波運動を利用する海域環境改善型の浮体式防波堤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

中村 孝幸  愛媛大学, 大学院理工学研究科, 助教授

研究期間 (年度) 2006
概要我が国では,内湾域を中心に魚類養殖や真珠養殖などの海面養殖が盛んに行われている.しかしながら,過剰な養殖施設の設置や海域への富栄養化水の流入などにより,内湾域の水質悪化が進んでおり,赤潮などの発生も頻繁に報告されるようになってきている.ここでは,このような内湾域の水質浄化を進める工法として,自然エネルギ-である波運動を利用する海域環境改善型の浮体式防波堤の開発を進める.この浮体内部には遊水室が設けてあり,遊水室内のピストンモード波浪共振およびそれに伴う強い渦流れの生成を原動力として低層水の汲み上げ,混合を促進するもので,付随的に消波効果もあり,海域の静穏化にも役立つなど多機能型の浮体式構造物である.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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