概要 | 四国地方の都市ガス普及率は20%程度で全国平均(60%)より極めて低く,LPG(プロパン,ブタンなど)のインフラが整備されているので,四国地方での燃料電池用燃料にはLPGの利用が経済的で有利である.そこで,本研究では都市ガスが普及していない地方での定置式高分子電解質形燃料電池(PEFC)発電のためにLPG燃料に特化した水素製造プロセスの実用化を目指す.具体的には,LPG燃料改質の前段の水蒸気改質触媒として分散担持型Ni触媒あるいはNi複合酸化物について検討し,後段のCOシフト触媒には当研究室で開発・改良を続けている安価な銅系触媒を用いて,低コストな連続水素製造プロセスを開発する.
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