概要 | 申請者らが新たに開発した新規フェライトMg1-xCaxFe2O4は,交流磁場中で発熱する粉末材料としてはこれまで報告されている中で最も優れた発熱能をもち,主に医療への応用が期待されている.しかし,その機能性の詳細については充分明らかになっておらず,この発熱は結晶の歪みや結晶子サイズが最も大きい因子となる.本研究では,化学的手法で均質なフェライト微粒子を低温合成し,その発熱機構を明らかにすると供に作製方法を確立する.これにより,発熱能の高いフェライト微粒子の設計が可能となり,新規材料の設計・合成に繋がる.
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