研究代表者 |
半田 駿 佐賀大学, 農学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 社会基盤として全国をカバーする中波放送波(535kHz~1605kHz)を利用して、地下浅部(2m~10m)の誘電率を迅速に測定できる装置を開発し、地下水探査に応用する技術を確立する。 誘電率測定の原理は電磁探査法(EM法)に基づく。放送波EM測定の特徴は、受信部・解析部だけの開発で済むので、装置は小型・低コストとなり、しかも迅速測定が可能となるため、トータル測定コストを大幅に低減できる。また、比較的高周波であるので、実用上重要な地下浅部の情報が得られる。装置は地方自治体や中小企業でも容易に購入できる安価なもの(1台20万円程度)とし、データはパソコンに取り込んで解析できるよう専用ソフトもあわせて開発する。
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