研究代表者 |
林 裕樹 釧路工業高等専門学校, 情報工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 全方位カメラは、広範囲の情報を一度に取得できる代わりに、得られる画像の解像度が相対的に低下するという問題を持つ。一方、カメラの向き自体を変えることができるアクティブカメラでは、広い撮影可能範囲を持ちつつ一般的なカメラと同等の解像度を持つものの、死角があるために同時に広範囲の情報を取得することはできない。防犯カメラのような用途では、全方位視野と高解像視野を同時に達成することが望ましいことから、全方位カメラとアクティブカメラを組み合わせることで、全方位の情報の中から着目すべき領域を決定し、その領域をアクティブカメラで指向することによって詳細な画像情報を取得できるシステムを構築する。また、複数のアクティブカメラの同時制御を導入し、実運用に際して問題になると考えられるカメラの位置合わせ等の調整を可能な限り自動化することを検討する。
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