呼吸活性測定による哺乳動物初期胚の品質評価法の確立
研究代表者 |
森安 悟 北海道立畜産試験場, 工学部受精卵移植科, 研究職員
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 我々は、胚近傍の酸素濃度分布を測定することで、非侵襲的に単一胚の呼吸量を算出するという、きわめて独創性の高い測定機器(呼吸活性測定装置)を開発し、これまでにウシ胚の呼吸活性を本装置で測定し、胚の品質評価法として利用可能であることを示してきた。本研究では、これをブタ生体回収胚に応用し、ブタ胚の呼吸活性値を測定する。今後、ウシ、ブタにおける移植試験を実施し、これまでの形態観察と併用することによりそれぞれの家畜胚における品質評価法を確立する。最終的には、ヒト胚の品質評価法を確立し、不妊治療への応用を目指す。
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