概要 | 集成材は、これまで体育館,学校,木造ドーム等の建築物に用いられてきたが,鉄筋コンクリート造等に比べて火災安全性が低く位置づけられているため,建築物の用途や規模が制限されていた。しかし,平成10 年に改正された建築基準法により,法規で定められた耐火性能を満たせば,集成材も鉄筋コンクリート造等と同等の性能が認められることになり,従来では不可能であった用途や規模の建築物にも集成材を使うことが可能になった。 本研究では集成材への耐火性能付与について,木材の意匠を失わないように,薬剤処理した木質材料を耐火被覆材として使用する技術を開発する。
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