研究代表者 |
峯田 貴 弘前大学, 理工学部, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 本研究は弘前大学医学部のニーズに基づくものであり、臓器や手指などの移植手術の際に微細血管の吻合部に取り付けて血栓発生を血管外部から検知し、使用後には体外へ容易に抜去できるマイクロ血栓センサの開発が目的である。すでに、マイクロヒーター内蔵の形状記憶合金薄膜(SMA)クリップ型マイクロアクチュエータを開発し、外径約1mm の血管へ容易に着脱(把持および開放)する機構を実現した。本課題では、このアクチュエータ上へ歪みセンサの搭載を図る。アクチュエータの可動アーム部の撓みにより拍動時の血管径変化を検知する集積型マイクロデバイスの開発に取り組み、拍動の的確な検出の可能性について検証する。本課題は、マイクロデバイスの技術シーズを活用して血管治療の低侵襲化を一段と推進する独創的なものである。
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