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Nrf2活性化に基づく神経変性疾患予防剤評価法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

丸山 敦史  弘前大学, 医学部, 助手

研究期間 (年度) 2006
概要高齢化社会を迎えた日本にとっては、パーキンソン病やアルツハイマーなどの神経変性疾患の予防が社会的に重要な課題となってきた。酸化ストレス応答を制御する転写因子であるNrf2 は、マウスパーキンソン病モデルなどにおいて発症防御に働くことが明らかになっている。一方、神経突起伸長因子NGF は、交感神経細胞や中枢神経系の分化機能維持に重要な遺伝子として知られているが、近年では、神経損傷などに応答して発現誘導され、神経細胞防御に働くことが明らかになってきた。p62 遺伝子はNGF の下流のシグナル伝達物質として働いて、NGF による神経分化および細胞死の抑制に関与していることが明らかになっている。私たちは、以前、マウスマクロファージにおいて、p62 がNrf2 の標的遺伝子であることを明らかにした。本申請では、Nrf2 の活性化がp62 の遺伝子発現に与える影響を神経細胞において検討し、Nrf2活性化による神経保護の分子機構を検討する。以上のことが明らかになれば、Nrf2 活性化に基づく神経疾患予防剤評価法を確立することができる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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