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蛋白質安定化剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

内沢 秀光  青森県工業総合研究センター, (素材技術研究部), 研究管理員

研究期間 (年度) 2006
概要インフルエンザウイルス診断キットは、抗原と抗体との特異的な反応を利用しており、この原理は様々な臨床診断や食品分析等に応用されている。抗体や酵素は蛋白質であるが、一般に蛋白質は熱に弱く、常温で保存すると活性が減少することから、蛋白質の安定化は重要な研究課題となっている。このため各種化合物の蛋白質安定化効果を検討し、トリペプチド(β‐アラニルオルニチルオルニチン、β-Ala-Orn-Orn)が有効であることを見出した(特願2005-239715)。本ペプチドは化学的に合成することもできるが、高価となる(依頼合成では25mg で135,000 円)ことから、β-Ala-Orn-Orn がシジミエキスに含まれていることを見出し、シジミエキスから製造する方法を特許出願した(特開2005-200377)。シジミエキスから精製することで安価に製造できると試算されたことから、本研究では、蛋白質安定化剤β-Ala-Orn-Orn の実用化を目指し、シジミエキスから高効率に分離精製するための技術開発を行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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