研究代表者 |
長谷川 章 八戸工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 近年、山林の除間伐材や林地残材あるいは建設廃材や製材くず等の木質バイオマスを燃焼による熱源に使用するだけでなく、ガス化する技術が注目されている。ガス化によって生じたCO、H2、CH4等は、1)発電プラントのガス燃料、2)メタノール製造原料へ利用が可能である。木質バイオマスガス化技術は今後の循環型社会の構築に欠かすことの出来ない基盤的技術の一つである。ガス化の問題点は、1)ガス化効率が低い、2)タール生成による装置の閉塞などがある。そこで本研究では、木質バイオマスを600°C以下の低温でタール発生を抑制しながら高速にガス化を進行させ、ガス化効率80%以上の性能を有する高性能ガス化触媒の開発を目指す。さらに低温で反応を行うため、流動床用の触媒とタール高速分解のためのハニカム触媒の併用を検討する。
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