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イオン交換樹脂を不均相固体触媒としたバイオディーゼル燃料製造技術の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

米本 年邦  東北大学, 大学院工学研究科

研究期間 (年度) 2005
概要バイオディーゼル燃料は、動植物の油脂とアルコールとのエステル交換反応によって合成され、従来の石油系ディーゼル燃料(軽油)に比べ、生物分解され易い、潤滑性が高い、排ガスがクリーンなど多くの利点を有する。また、環境汚染の一因となる廃食用油からも合成できる。現製造プロセスでは、エステル交換反応推進のために均相アルカリ触媒が用いられており、反応終了後に生成物と触媒との分離が必要である、副反応であるケン化が生じて収率が低下する、などが大きな問題となっている。本研究では、生成物との分離が不要な新規な不均相固体触媒として、比較的安価で活性が安定、長期間の繰り返しや連続利用が可能と考えられるイオン交換樹脂を提案し、バイオディーゼル燃料製造に適した樹脂の選定と反応機構の解明、ならびに触媒活性の安定性や活性維持に必要となる再生処理方法の検討を行うことにより、イオン交換樹脂を触媒とした新たな製造技術の確立を目的とする。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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