研究代表者 |
榎本 兵治 東北大学, 大学院環境科学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 廃油脂類からのバイオディーゼル燃料(BDF)はバイオマス資源由来であることのほか多くの利点があり、その普及が期待されている。しかし、既存・既提案の製造方法では、製品のBDFの化学組成は原料の廃油脂類によって決定されるので、製品の欠陥を添加剤で補わざるを得ない。本研究で提案する方法では、油脂(トリアシルグリセリン)の大半が2重結合を有するアシル基であることから、これが湿式酸化分解しやすい性質を利用して、その一部を分子量が半分のエステルに転換することで、低温流動性等の品質が向上したBDFを製造する。
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