高性能Cu-Mn-Al系超弾性材料の医療デバイスへの応用
研究代表者 |
貝沼 亮介 東北大学, 工学研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 爪が肉に食い込むために生じる痛みに苦しむ“巻き爪患者”は、国内だけでも15万人(推定潜在患者は150万人)存在しており、その数は年々増加している。しかし、外科的手術以外に特別な治療手段が無く、手術に至る前に行える有効な予防策が切望されている。申請者らは、近年Ti-Ni合金に匹敵する形状記憶および超弾性特性を示し、かつ加工性やコストにおいて格段に優れた新型Cu-Mn-Al系形状記憶合金を開発した。そこで、Cu-Mn-Al系超弾性合金を巻き爪矯正デバイスとして応用することを提案する。本試験は、そのために、超弾性特性、応力緩和特性、最適形状等を評価し、最適なコーティング手法を明確にした上で、ドクター試験用サンプルの試作を行うことを目的とする。
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