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柑橘類果皮エキスからの抗認知症性機能性食品製造の基本プロセスの確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

大泉 康  東北大学, 大学院薬学研究科分子生物薬学

研究期間 (年度) 2005
概要本格的な高齢社会を迎え、アルツハイマー病など認知症の根本治療薬の開発は社会的要請である。認知症の根本治療薬として、末梢投与が可能でかつ脳血液関門を通過する低分子性物質で、(1)記憶障害改善作用、(2)脳コリン作動性神経の再生活性、(3)アミロイド?-ペプチドの蓄積・沈着抑制作用、(4)NGF様活性のこれら四つの条件を満たす化合物の発見が待望されてきた。このような物質として、食用とされている柑橘類からフラボノイド化合物F-1を発見することに成功した。このような成果は世界的に見ても初めての例であり、画期的なものである。そこで、この成果を機能性食品開発に応用すると、アルツハイマー病などの認知症の新しい予防法・根本治療法の道が拓かれ、社会的貢献は極めて大であると確信する。本研究では、F-1を含有する記憶障害を改善する機能性食品の開発を目指して、1)F-1を含有する柑橘類果皮のエキス抽出技術および2)エキスの最適用量の確立を図り、3)F-1の記憶障害改善作用のメカニズムをさらに詳細に解明する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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