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再沈法による微小サイズに制御された顔料ナノ結晶の大量作製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

笠井 均  東北大学, 多元物質科学研究所

研究期間 (年度) 2005
概要現在使用されている色材は顔料と染料に大別される。染料に比べて顔料は耐候性に優れているが、発色性で劣っている。しかしながら、顔料を超微細ナノ粒子化(20nm以下)できれば、光散乱を低減化できるため、発色性の向上に繋がることは間違いなく、量産技術を実現することにより、耐候性と発色性を両立する新規色材が実用化可能であると考えた。そこで、申請者は、顔料溶液を貧溶媒中に注入し、溶質を再沈澱させて有機物ナノ結晶の作製を実現する再沈法(申請者らが独自に開発した手法)により、その長所である「安全な溶剤の使用」や、「簡便な製造工程」で顔料ナノ結晶が作製できることを最大限に活用しながら、超微細ナノ結晶化した顔料の大量作製というブレイクスルーを行うこととした。本技術の確立により、インク、カラーフィルター、光電材料などの巨大市場での新規顔料の活用が期待され、その経済的インパクトは大きいと考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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