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酵素によるバイオマス多糖への効率的な官能基導入技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

正田 晋一郎  東北大学, 大学院工学研究科

研究期間 (年度) 2005
概要21世紀の化学工業には,人の健康に害を及ぼす危険な試薬,大量の有機溶媒を使わない製造プロセスが必須である。ところが,デンプンやセルロースなどバイオマス多糖を原料とする基幹工業においては,未だに古典的な触媒による高分子反応が用いられている。過酷な反応条件下で官能基導入を行うため,原料多糖の分解という大きな問題点も抱えている。したがって、環境を考慮した次世代型の高分子反応がデンプン工業,セルロース工業に今最も強く求められている。本研究では,有害な試薬や有機溶媒を用いず、水溶液中で酵素触媒による新規な製造プロセスを開発する。具体的には、安価なホスファターゼ触媒を用いて,食品工業および製紙工業において需要の大きいリン酸化デンプンの新しい効率的な製造法を開発し,実用化することを目的とする。また,本技術を使って初めて合成可能な新規機能化デンプン,機能化セルロースへと事業化ターゲットを拡大する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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