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低品位鉄鋼石から製造した金属鉄ナノ微粒子を用いる燃料ガス中のアンモニアの高温接触分解法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

坪内 直人  東北大学, 多元物質科学研究所

研究期間 (年度) 2005
概要石炭やバイオマスのガス化複合発電は、現行の微粉炭火力に比べ、高い発電効率を実現できることから CO2 排出量を削減できる次世代型発電システムとして開発が進められている。しかし、ガス化時に生成する燃料ガス中には NH3 が存在し、ガスタービンでの燃焼時には窒素酸化物として排出されるので、その除去対策が課題となっている。現在、NH3 の除去には湿式処理法が提案されているが、発電効率のさらなる高効率化を考えると、高温の燃料ガス中に含まれる NH3 を無害な N2 に分解する安価な触媒の開発ならびに最適反応条件の構築が重要である。そこで本研究では「容易に入手できる低品位鉄鉱石 (褐鉄鉱) から製造した金属鉄ナノ微粒子を用いる NH3 の高温接触分解法の開発」を目的に掲げる。具体的には、異なる条件下で金属鉄ナノ微粒子を製造し、その NH3 分解能、特にこれまであまり研究されていない燃料ガス雰囲気下という複雑系での活性評価に取り組み、最適ガス精製原理を構築する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-07-16  

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