1. 前のページに戻る

図形・文字混合の自由レイアウト手書き文章における文字認識技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

加藤 寧  東北大学, 大学院情報科学研究科

研究期間 (年度) 2005
概要OCR(Optical Character Reader)に代表される文字認識技術への需要は高く、市場規模は年率20%のペースで成長し続けている。文字認識には、活字文字認識、手書き文字認識があり、前者に比べ後者の技術開発は相対的に遅れている。申請者らは、手書き文字認識において候補方形ラティスの段階的探索法を独自に開発し、文字のみで図形の入らない自由レイアウト手書き文章であれば、極めて高精度な文字認識を可能にした。本課題は、さらに図形の入った手書き文章での読み取りを可能にするために、手書きの文章をマウス等で囲むことにより、ユーザーが任意に選択した部分を文字認識して、データ化するアルゴリズムの開発を目標とする。 この技術を用いれば、スキャナで読み込んだ手書き文章の任意の部分をデータ化して整理のためのインデックスとして用いたり、ホワイトボードに書かれた文字を簡単に活字化したりするような事が実現可能であり、技術的な困難さはさほどなく即座に実用化できる技術である。その後、ユーザーによる範囲選択なしでも自動処理できるよう、認識エンジンの活用による図形と文字の領域区分アルゴリズムを構築し、図形・文字混合の自由レイアウト手書き文章における文字認識技術の確立を目指す。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst