赤外分光プローブの合成と非破壊生体分子計測への応用
研究代表者 |
竹中 繁織 九州工業大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 赤外スペクトルは、分子の振動レベルの測定であるので生体分子の非破壊分析が可能と期待される。すなわち、細胞に損傷を与えることなく生体分子の情報を分析することが可能と期待され、医療分野への貢献が期待される。しかしながら、生体から得られる赤外スペクトルは複雑であるので、これらのスペクトルと重ならない吸収域にシグナルを示すことのできる新規赤外分光プローブを開発することが緊急の課題となっている。本課題では、生体分子解析のために金属錯体を利用した新規赤外分光プローブを設計・合成し、これを利用した生体分子の非破壊分析法を確立するための基礎検討を行うことを目的とする。
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