磁気的免疫検査のための高性能磁気ナノマーカーの開発
研究代表者 |
榎本 尚也 九州大学, 大学院工学研究院応用化学部門, 助教授
|
研究期間 (年度) |
2006
|
概要 | 磁気マーカーを用いた高速・高感度な免疫検査システムの開発が期待されている。このためには、大きな磁気信号と溶液中での高い分散性を両立した磁気マーカーが必須となるが、この二つは互いに相反する要求であるため、両者を満たすものは未だ実用化されていない。申請者らはこの問題を解決するため、シリカコート磁気ナノ粒子を基盤とした新規な磁気マーカーの作製法を開発しており、磁気特性と分散性を飛躍的に改善することに成功した。従って、この成果を発展させれば高性能磁気マーカーの実用化は可能と考えている。本研究では、シリカコート磁気ナノ粒子の作製プロセスを高度化するとともに、これを基盤とした免疫検査用の磁気マーカーを開発し、検査実験を通してその高品質化を実現する。
|