アレルゲンとなるダニ・カビの高感度マイクロアレイ検出技術の開発
研究代表者 |
堤 祐司 九州大学, 大学院農学研究院森林資源科学部門, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | ハウスダストアレルギーは代表的なアレルギーの一つであり、近年、対策のニーズが急激に高まっている現代病の一つである。従来法ではダスト中からダニ・カビ類を分離し、それぞれ専門の識者により同定がなされていたが、時間と人件費がかさむ上に種の同定に至らないケースも多かった。本研究開発ではハウスダスト中の生物の全遺伝子を抽出し、これに含まれるダニ・カビ類をマイクロアレイ技術により、種レベルで包括的に同定・定量する技術の開発を行う。本技術の開発により高度な専門知識がなくても、安易かつ安価な手法で、アレルゲンとなるダニ・カビの同定・定量が可能になり、さらに適切な駆除対策を提供することでQOL(Quality of Life)の向上をもたらす。
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