ユビキチンプロテアソーム系を基盤としたマラリアに対する2段階DNAワクチンの開発
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | マラリアは地球上における第一級の感染症であり、感染者約8億、毎年の患者約2億~3億、死亡者約200~300万人と報告されている。これはマラリア原虫の薬剤耐性の獲得や媒介蚊の殺虫剤抵抗性の獲得に基因する。この感染症の克服には有効なワクチンの開発が急がれているが未だにその方向性さえ定まっていない。本申請課題ではマラリア原虫の肝臓内型抗原遺伝子(CSP)と赤血球内型抗原遺伝子(MSP1)を各々ユビキチン遺伝子と融合させた後、両融合遺伝子の結合(キメラ)遺伝子を作成し、そのキメラ遺伝子を用いて肝臓内型と赤血球内型の両者を攻撃するtwo-step DNAワクチンの開発研究を行う。
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