研究代表者 |
馬 延麗 九州大学, 大学院理学研究院化学部門
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 地球温暖化問題とエネルギー問題を解決する切り札として、無尽蔵でクリーンな太陽光エネルギーの有効利用に大きな期待がかけられている。シリコン太陽電池はハイコストであり、原料不足の問題や製造プロセスもエネルギー多消費型であるなどの欠点も有している。これらの問題を解決するために、自然界の光合成を模倣した安価な色素増感型太陽電池が開発された。しかし、実用化するには、更なる光電変換効率の向上が要求されている。本研究は、軽量、高効率かつ低コストの太陽電池の開発を目的とする。即ち、改良型酸化チタンを合成し、高性能の半導体ガラス電極を作製する。これと独自に開発した高分子フィルム対極と組み合わせ、ハイブリッド太陽電池を構築することにより、高い光電変換効率と低コスト、軽量の太陽電池を開発する。
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