研究代表者 |
上西 秀則 福岡歯科大学, 機能生物化学講座感染生物学分野
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 薬物による疾患の治療効果を高め、それが効果的かつ安全であることをめざして、さまざまな形態の薬物搬送システム(DDS)が提案されており、薬物の担体(キャリアー)に関する報告は多い。本研究で取り上げようとする薬物担体は「納豆菌」Bacillus subtilis nattoが産生するpoly γ-glutamicacid(γ-PGA)である。このγ-PGAは食品でもあり、生体内でアミノ酸に分解される。申請者らはγ-PGAの有効利用のためγ-PGAにレシチンなどの脂質を添加してミセル化する技術を確立した。さらに、この技術応用によって逆ミセルを調製することで、これを抗がん剤のナノカプセルとして利用・応用が可能か、について試験研究を行うものである。
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