研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 活性酸素などに代表される高活性化学種は生体内で様々な悪影響を及ぼす。近年、ラジカル種を捕捉して電子スピン共鳴信号を発するスピントラップ剤の開発により、それら活性種の生体内での作用機構が明らかになりつつある。今後のスピントラップ剤には、「ラジカル付加体が長寿命である」、「合成が簡便である」、「保存が容易である」、ことが要求される。これまでに開発されてきたスピントラップ剤は、その構造を複雑にすることで付加体の寿命を延ばしてきた。今回の提案では、必要最低限の化学構造さえ持っていればラジカル付加体の寿命は捕捉剤の純度に依存する、という考えに基づき、スピントラップ剤の化学構造の簡略化を行う。
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