高病原性トリインフルエンザ(H5N1)感染症に対する治療用ヒトモノクローナル抗体製剤の開発に関する研究
研究代表者 |
山城 哲 大分大学, 総合科学研究支援センター
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 高病原性トリインフルエンザ(HPAI)のヒトへの感染が危惧されている。HPAIは容易に変異し、世界中で大流行の恐れもある。諸研究機関が開発を急ぐHPAI用ワクチンは感染予防製剤であり、治療には役に立たない。現在治療薬として期待されるオセルタミビル(タミフル)は感染初期にのみ効果があり、またHPAI重症化を阻止するものではない。我々はHPAIに対して高い中和活性を有するヒトモノクローナル抗体の作成を企図する。その抗体によりHPAIに感染したヒトの、A)感染時期を選ばず、B)短期間で、c)重症化を阻止しうる特異的な抗体治療製剤の開発を目指す。
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