ヒト抗体特異的結合ペプチドを用いた抗体の検出、精製法に関する研究
研究代表者 |
伊東 祐二 鹿児島大学, 工学部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 抗体は、医薬、食品の分野では、診断薬や検査試薬として利用され、産業的にも非常に重要なタンパク質である。特に、近年の抗体医薬分野の急速な発展に伴い、その検出や精製法に対する新しい手法が希求されている。従来、抗体の特異的な検出や精製には、抗体に特異的に結合するタンパク(プロテインAやL、2次抗体)が使われてきたが、これらは、高価であるだけでなく、不活性化しやすい。 本課題では、ヒト抗体に特異的に結合するペプチドを用いることによって、特異的でかつ低コストの抗体の検出法ならびに精製法の確立を目的とする。このような抗体特異的なペプチドを作出することは、従来、非常に困難であったが、我々は、ランダムペプチドファージライブラリを用いることで、その単離を達成した。
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