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鉄鋼材料の大気腐食挙動に適応する高性能ACM型腐食センサの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

押川 渡  琉球大学, 工学部

研究期間 (年度) 2005
概要ACM(Atmospheric Corrosion Monitor)型腐食センサ(以下、ACMセンサ)は絶縁層を挟んだ異種金属対で構成され、その出力を解析することによって濡れ時間、海塩付着量、腐食量などを求めることができる。これまでに、基板となる炭素鋼板の上に絶縁層およびカソード(Agペースト)を印刷法により与えたFe-Ag対ACMセンサを開発し、海洋性大気環境から工業化住宅内環境までの広い範囲の環境において、環境あるいは腐食挙動のモニタとして適用してきた。また、実用化に成功し、センサおよびその出力解析ソフトは市販されている。こうした中、種々の鉄鋼材料あるいは構造物中の種々の部位を対象とした腐食・環境モニタの要求が高まってきているが、従来型ACMセンサではこうした要求に十分に応えられるとは言えない。本研究の目的は、鉄鋼材料の種類、構造物中の部位を問わずに環境・腐食モニタができる新型のセンサを開発することである。カソードには十分貴なAuあるいはPtを採用し、絶縁シート上に付着させ、これを対象となる鉄鋼材料と貼合わせる(カソード付与)ことで、異種金属対を構成する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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