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マイクロプローブ半導体レーザ流速計を用いた血流計測システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

坂口 大作  長崎大学, 大学院生産科学研究科, 助手

研究期間 (年度) 2006
概要「新規性・独創性」本研究では体内の血流速を簡易に計測できるレーザ血流速計測システムを開発する。基礎となる光学システムは、本研究者らがディーゼル噴霧計測用に独自に開発したマイクロプローブ半導体レーザ2 焦点流速計を用いる。血流速分布を簡易計測できるシステムは、現在、医療現場において存在せず、早期の開発が求められている。本研究で開発する光学システムは、ディーゼル噴霧計測システムにおいて培った計測ノウハウを血流計測へ転用するものであり、独創的である。 「実用化の可能性」医療現場では複雑なシステムは敬遠され、ロバスト性の高い簡易計測システムが必要である。本研究により開発する光学システムは、光源として半導体レーザを用い、受光部には半導体光検出素子を用いるので、電源を投入してすぐに計測ができるなど医療現場においても十分実用的である。また、半導体レーザの利用により光学系が安価にて構成できるので、広く普及させることができる。 「実施内容とその目標」アルギン酸ゲルからなる模擬赤血球および模擬血液を使用して、マイクロプローブ半導体レーザ流速計の血流計測精度の確認を行う。皮脂を模擬したアクリル板を流路に使用し、多重散乱を生じる環境下での計測精度を確認する。特に動脈と静脈を接合したシャント手術を模擬した疑似血管を製作し、脈動流が接合部に及ぼす影響を計測する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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