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口臭物質産生酵素の活性測定による口臭原因細菌の迅速検出法の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

中山 浩次  長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授

研究期間 (年度) 2006
概要北米では、口臭は歯科受診理由の3 番目である。口臭の最大の原因は、口腔内細菌群であり、その簡便、安価な検出法は病気の診断・治療に必須であり、そのニーズは高い。実際に菌を分離・同定する細菌培養法は、部位により検体採取が容易でないこと、細菌の種類によっては検出率が必ずしも高くないこと、培養にある程度時間がかかることなどから限界がある。本法は、口腔感染症に係わる複数の細菌が有し、口臭の原因物質である硫化水素やメチルメルカプタンを産生する酵素(システイン分解酵素・ホモシステイン分解酵素)を定量的に、簡便に、安価に、測定出来ることである。このことにより、口臭の程度を定量的に測定出来ると思われる。平成17 年度JST シーズ育成研究で採択され、その研究成果は既に報告済みである。今回はその成果を踏まえて、更に測定条件の検討及び臨床サンプルの測定を加え、本法の測定条件の確立を図るものである。この成果に基づき、口腔内細菌あるいは口臭測定のための、安価で実用的なキットの開発が可能になる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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