包接-イオン二重錯体による環境ホルモン除去システムの開発
研究代表者 |
古池 哲也 北海道大学, 大学院地球環境科学研究院
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 本課題では、生態系に脅威を与えている環境ホルモンの効率的な除去・濃縮システムの開発を目的として、ホスト化合物であるシクロデキストリン(CD)の疎水性物質包接能とイオンクロマトグラフィーを組み合わせた新規な環境ホルモン除去システムを提案する。具体的には、CDの化学修飾により部分的に水酸基をアミノ基へと変換し、イオン錯体および包接錯体という二種類の錯体形成能を有する機能性物質へと誘導する。これにより、CDを媒介として、陽イオン交換体-CD-環境ホルモンの三種類の物質を溶媒依存的に脱着することが可能となる。
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