わん曲集成木材の生産性向上を目的とした製造装置の開発
研究代表者 |
八鍬 明弘 北海道立林産試験場
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 林産試験場では、これまでに、わん曲集成木材を製造する際の基礎技術として、樹種の違いによる曲率と形状精度の関係を把握するとともに、木製らせん滑り台などの新しい利用方法の提案を行ってきた。しかし、従来のわん曲集成木材の製造装置では、量産のために複数台を設置しようとすると広いスペースを要するほか、複数個のクランプで締め付けるため、作業に多くの時間を要するなど、生産効率が低く、わん曲集成木材の利用拡大を妨げる要因となっていた。そこで、本研究では、曲率のある鋼製アームで薄板を長さ全体にわたり一度に押さえて端部を固定するとともに、鉛直方向に起こした状態で圧締するというこれまでにない独創的な方法によって、省スペースと作業時間の短縮を可能とする製造装置を開発する。
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