ブリ等高級養殖魚類において餌を効率よく身にするためのインスリン測定法の開発とキット化
研究代表者 |
安藤 忠 水産総合研究センター, 北海道区水産研究所海区水産業研究部
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 放射性同位元素を使用しない魚類インスリンの測定法はカレイの一種についてのみ開発されている。しかし、この方法は測定値の解釈が難しく、他魚種への転用には厳しい条件設定が必要である。そこでブリ等高級養殖魚に広く応用可能な測定法を開発する。すでに作製した抗ブリインスリン抗血清の免疫測定法への適用性を、魚類インスリンとの交差性、特異的結合性、感度に影響する結合強度等について標識ブリインスリン(ビオチン化インスリン)を使用しながら検証する。これらの過程では、抗血清と標識インスリンの最適濃度比が決定され、さらにインスリン以外の物質との結合性なども検討される。以上で得られたデータは開発される測定法の性能を示すデータとなり、キット化する場合の添付データになる。
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