UCPを介した内臓脂肪燃焼機能を有する海藻脂質の開発
研究代表者 |
宮下 和夫 北海道大学, 大学院水産科学研究院
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 申請者はワカメ由来の海藻脂質に含まれるフコキサンチンが、肥満モデル動物の内臓脂肪(白色脂肪)中に脱共役タンパク質(UCP1)を発現させ、これにより脂肪を分解して体熱として発散させることを初めて見いだした。?UCP1は褐色脂肪細胞(成人には少ない)には存在するが、白色脂肪細胞中には本来発現しない。本研究では、白色脂肪細胞のUCP1をターゲットにし、まったく新しい分子メカニズムに基づいた食用海藻由来の抗肥満素材を創出する。?以上の成果に基づき、明確な科学的根拠に基づいた抗肥満素材を未利用海藻資源から開発する。
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