大気圧マイクロプラズマによるコイル終端絶縁被膜の剥離技術の開発
研究代表者 |
吉木 宏之 鶴岡工業高等専門学校, 総合科学科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 電子機器に搭載されるノイズカット用インダクタ(コイル)は小型・軽量化され、それに伴い巻き線径も数百μmと微細化されている。その上、巻き線の絶縁被膜には高耐熱のポリイミドが用いられている。現在、コイル終端の絶縁被膜の剥離は機械的切削またはレーザー照射で行なわれているが、巻き線径の微細化に伴い下地の銅芯線の削り細り、熱による断線など製品の信頼性に関わる問題が発生しつつある。さらに、鉛フリーはんだ対応のコイル端子処理技術の開発も急務である。そこで、本提案では大気圧マイクロプラズマジェットをコイル終端に局所的に照射し、反応性プラズマによりポリイミド材を分解、気化することで、下地の銅芯線を損傷すること無く、絶縁被膜を選択的に剥離・除去する手法を確立するものである。
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