アポトーシスによる染色体断片化および断片長分布の蛍光相関分光計測
研究代表者 |
野村 保友 山形大学, 医学系研究科
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研究期間 (年度) |
2005
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概要 | 生体は外部環境からさまざまな変異原に晒されることがあり、その組織のDNA損傷を修復できなければアポトーシスを起こす。例えば放射線は活性酸素生成を介して、寿命に関連したDNA配列であるテロメアの断片化によりテロメア長を短縮させアポトーシスを起こすことが報告されている。アポトーシスによる染色体断片化、特にテロメア断片長の分布はDNA損傷の修復メカニズムだけでなく、アポトーシスの初期過程を理解する上で重要な情報である。さらにアポトーシスは組織の中で離散的に起こることがあり、単一細胞レベルでの解析が必要である。本研究では単一細胞電気泳動と蛍光相関分光法を組み合わせて、活性酸素によりアポトーシスが誘導されるときの染色体断片化および断片長分布の計測法を提案する。
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