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In-situ繊維強化複合材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

仙波 健  京都市産業技術研究所, 工業技術センター 材料技術グループ有機系材料チーム, 研究員

研究期間 (年度) 2006
概要In-situ 繊維強化複合技術は,当センターで独自開発した技術であり,成形加工中の流動場を利用し,マトリックス中の分散ポリマーを連続長繊維化させるものである。これは分散ポリマーを微分散させた一般的なポリマーブレンドとは全く構造が異なる。これまで主にポリオレフィン(PO)マトリックス材料について検討を行った結果,繊維化分散相が強化材として機能し,耐衝撃性を損なわずに剛性,耐熱性が向上することが確認できている。PO 樹脂は,環境,コスト,加工性に優れ,自動車,食品,包装などを中心に,今後ますます需要が伸びると予測されており、本技術によりさらなる用途範囲の拡大が期待できる。本開発では,成形加工中の流動とポリマー界面の制御が重要であり,最適な成形機のスクリュー,ダイスおよび金型構造,そして界面制御剤の探索を実施し,高性能PO 材料の開発を進める。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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