ウシ超早期妊娠因子(Super-EPF)モノクローナル抗体の作出
研究代表者 |
松原 和衛 岩手大学, 農学部, 助教授
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 超早期妊娠因子(Super-Early Pregnancy Factor:Super-EPF)は、ヒトを含めた各種哺乳類の妊娠初期母体血中に検出され、妊娠極初期の受精シグナルとして知られている。しかし、検出方法の困難さ、研究材料の特殊性(妊娠極初期)および血清中含量が極めて少ないなどの問題があり、Super-EPF の産生機序や構造は未だにベールに包まれている。受精後24 時間以降から母体血中に出現するSuper-EPFは、胚と母体間の最初の情報連絡物質であり、この因子を検出することで超早期妊娠診断が可能である。最近、ウシSuper-EPF モノクローナル抗体産生候補クローンを3 種類作出した。本研究では、この3 クローンからSuper-EPF モノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマを選択し、新たなウシ超早期妊娠診断法のツールを開発する。
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