高温高圧水中バイオマス処理による低温水素製造プロセスの開発
研究代表者 |
長田 光正 一関工業高等専門学校, 物質化学工学科, 助手
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | バイオマスは我が国に豊富に存在し、カーボンニュートラルであることから、エネルギー源として効率的な利用方法が模索されており、バイオマスから水素を製造する方法は、最も重要な手段の一つといえる。しかし従来の方法である水蒸気中では800°C以上の高温が必要とされ、装置が大型化する難点があった。一方、筆者らが開発した担持ルテニウム金属触媒を用いることにより、400°C以下の低温下で省エネ・小型化装置による水素製造が確認されたが、触媒活性劣化が課題である。本研究では、バイオマスからの低温水素製造法の実用化のために、高温高圧水中での金属触媒の耐久性の評価と、それに基づいた高耐久触媒の開発を行う。
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