「見る」から「触る」液晶へ~繰り返し使用可能な点字材料の開発~
研究代表者 |
吉見 剛司 大分大学, 工学部応用化学科, 助手
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研究期間 (年度) |
2006
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概要 | 本申請では何度でも凹凸を作成・消去できる点字用液晶ペーパーとその印字プリンターを開発してコンピューターと連動させ、 視力にハンディキャップを持った人々が紙ゴミに困ることなく、再利用が可能で情報を気軽に自由に利用できるシステムへと発展させたい。近年、アゾ色素を持った液晶材料にレーザーを照射すると、その円周部分が凹み中央部分が盛り上がり、これを加熱するとまた平坦に戻るという現象が発見され、高密度記録素子などへの実用化が検討されている。本申請ではこの現象を繰り返し使用可能な点字印字材料へと応用する。代表研究者は、点字として認識できるミリ単位の大きさの凹凸を作成可能な高分子量の液晶材料を合成し、その薄いフィルムの開発とレーザー照射実験について検討する。
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