研究責任者 |
長野 勇 金沢大学, 理事(研究・国際担当) 副学長
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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概要 | 癌組織を加温して治療法する温熱療法は、治療原理は優れているが、現在では癌組織のみを選択的に加熱することが難しいことが問題となっている。提案者等は、従来の誘電加温方法とは全く異なる加温手法として生体内に安全に投与できる磁性体を癌患部に注射し、それを外部から高周波地場を与える電磁誘導加温方式に着目、H11~13年にわたり「地域先導研究プロジェクト」で研究を続けてきた。その結果、この方式は低侵襲で超選択的に癌治療を目指せるものであることが確証できた。本プロジェクトは、事業化へのステップとして、誘導加熱装置の試作、加温方法の検討等、この治療システムの開発を目指すものである。
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