組織再建をめざした脂肪組織からの成体幹細胞の増殖技術の開発
研究責任者 |
鳥居 修平 名古屋大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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概要 | 間葉系幹細胞は、骨、筋、脂肪等への多分化能を持ち、比較的容易に増殖し、拒絶反応も少ない事から、再生医療材料源として注目されている。提案者等は、間葉系幹細胞を少量の脂肪層から、安全・簡便に採取・分離し、分化・増殖させる効率的な方法を開発した。本研究では、患者の皮下脂肪層の幹細胞を、108個以上の前駆細胞に分化・増殖させ、生体材料と併用し、「自家前駆細胞を用いた生体内同所性再生医療材料」なる治療用ゲルを開発し、組織の欠損部位に注入し、機能発現と成熟を促す再生治療の実現を目指す。
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